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未来の優しさ No.340 星 最大HP 最大ATK 最大DEF コスト アニメ 3 322 88 77 5 PS 技属性の物理ATKを5%上昇 +限界突破時のステータス 凸数 最大HP 最大ATK 最大DEF PS 0凸 1凸 2凸 3凸 4凸 5凸 星 最大HP 最大ATK 最大DEF PS 3 未来の優しさ 322 88 77 技属性の物理ATKを5%上昇 [[]] 相性のいいカード シンフォギアカード 星 属性 カード名 最大HP 最大ATK 最大DEF 最大SPD 最大CTR 最大CTD スキル [[]] [[]] メモリアカード 星 カード名 最大HP 最大ATK 最大DEF スキル [[]] [[]] メモリアカード
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《美しさの教え》 通常魔法 自分のフィールド上の「ハーピィ・レディ」と「ハーピィ・ガール」を 1体づつ選択して発動出来る。 選択した「ハーピィ・ガール」を生け贄に捧げ、 デッキか手札から「ハーピィ・プリンセス」1体を特殊召喚する。 このターン選択した「ハーピィ・レディ」は攻撃出来ない。 part20-294 作者(2007/09/19 ID S98QXGrcO)の他の投稿 part20-250 / part20-251 / part20-279 / part20-280 コメント 名前 コメント
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白黒外伝 シナリオモード 白黒外伝 シナリオモードシナリオフローチャート 概要 VI-1 月の満ち欠け VI-2 そして、大切な日々 シナリオフローチャート ┌←──III-7 僕は約束を覚えてる VI-1 月の満ち欠け │ VI-2 そして、大切な日々 概要 条件 III-7でne061 宵闇の淑女 シャローン および ar009 進撃の歌い手 ヴェネタ を盤面に置く。 混沌の王との戦いの後のネクロポリスとアルカディアの様子を描いたシナリオ。 VI-1 月の満ち欠け 難易度 5 COMレベル 28 COMデッキ名 NEC 6-1 反逆と裏切り 特殊勝利条件 敵召喚士のHPを0にして、対戦に勝利しろ。 特殊戦闘状態 味方召喚士のHPが徐々に減少 召喚獣 デュラハン エレメンタル なし 分岐 --- --- 敵構成 名前 レベル ユニットタイプ 備考 新シャローン 5 シーカー オレガノ 2 シーカー 旧ケッパー 1 シーカー エキナシア 2 マスター 攻略敵のLv合計は10、ATK補正も+10と、これまでのステージに比べそれほど脅威に感じるステージではないように思える。開幕に新シャローンのアビリティが飛んでこなければ。 開幕にATK100前後・ダメージ40%軽減の高速シーカーが3体盤面を蹂躙して回る様はある意味壮観。敗北補正がない場合開幕にどのような配置をとろうとほぼ確実にこちら全滅+樽なし+特大魔法陣デュラハン召喚で壊滅状態に陥る。 おまけに敵設置樽は堕天使の像(ローマンエンチャント)のエンチャント済。元々効果範囲が非常に広いのでいくつかの杖や1LvユニットはATKが一桁どころか0まで減少し得る。迂闊な召喚はかえってピンチに陥りかねない。 敗北補正を重ねると敵の初期ATKと時間ごとの味方召喚士へのダメージが多少マイルドになる。この状態になってもあまりのんびりは出来ないのでバハムート潜在+DAで決めてしまおう。 VI-2 そして、大切な日々 難易度 5 COMレベル 34 COMデッキ名 ARC 6-2 冷笑の女性陣 特殊勝利条件 味方召喚士に敵ユニットを近づけず、対戦に勝利しろ。 特殊戦闘状態 敵ユニットはアビリティの対象にならない 召喚獣 ラファエル エレメンタル なし 分岐 --- --- 敵構成 名前 レベル ユニットタイプ 備考 チュレージ 3 キーパー レマン 2 キーパー ティティス 2 キーパー サウザンド 3 マスター 旧アヴェル 2 マスター ヴェネタ 2 マスター 攻略CPU初のLv34第三弾はATK+10のアルカディア女性陣。初期エレメンタルもなく設置エレメンタルも通常のもの。 ただし、非常に珍しい勝利条件が設定されている。敵ユニットが味方召喚師に近づいた時点で敗北確定である。とはいえ、ほぼDAされるかされないかといった距離まで近づかれてようやく敗北なので実質的に『味方召喚師がDAされたら敗北』と考えておけばいい。 ATK30超えのマスター3人のバックアップを受けて、キーパーが陣を広げてくる。 味方召喚士に接近してくるのは足が遅く、低レベルでHPのあまり高くないキーパーなので、杖の射撃かATKのある剣で召喚士の両脇を防御すれば特殊条件では早々敗北しない。たまに召喚獣に重なって近づいてくるが。 敵ユニットはアビリティの対象にならないが、エメリィスキルやカランアビは有効。この二人は杖なので相性もいい。他にバハムートやカオスドラグーンの潜在効果も有効。 召喚獣からのダメージで潜在域に入ってからまくれば直前のステージに比べ簡単に勝利できる。
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「うぅ~…、緊張するよぉ…」 ここは柊つかさの自室。その主であるつかさは、布団に潜りながらモゾモゾしていた。 「○○くん明日の大学受験の面接大丈夫かな…。はぅぅ~、考えると緊張してきちゃうよ~」 なぜつかさが緊張するのか少しおかしい気もするが、つかさは強張った顔をして布団の中にいる。 「メール送ってあげた方がいいかな…。でもでも、桜藤祭の時みたいに、 それで失敗しちゃったら可哀相だし…。うぅ~…」 つかさは自分が送ったメールで、○○がキスシーンを意識してしまった事 (それが直接の原因という訳ではないが)を思い出した。 「……あれ? でも劇はちゃんとお姉ちゃんがやってたよね?」 「?????」 つかさは桜藤祭時の記憶が混同してしまっていた。時間が繰り返した事によるものだろう。 「…うん、やっぱりメールしよう! …何もしてあげられないのは嫌だもん…」 そう決意すると、つかさは携帯を取り出し文字を入力していく。 (私の時も○○くんが応援してくれたし…、今度は私の番だよね) つかさは既に料理師の専門学校への入学が決まっている。 その面接の日、○○から「落ち着いていこう」といった内容のメールを貰い、不思議と気持ちが落ち着いたのだ。 「送信っと…。出来た~!」 小一時間かかってメールを作成し、ようやく送信した。 携帯を机に置き、やり遂げた顔をしながら改めて布団に入る。 (これで○○くんの支えになれたら嬉しいなぁ…) 寝返りをうち、頭の奥がぼやけていくのを感じる。 眠りに落ちていく感覚を自覚しながら、つかさは○○の顔を思い返した。 桜藤祭から、5人はほぼ毎日一緒にいた。 そして桜藤祭のループの中で、つかさは○○に対してほのかな想いを抱いていた。 それが桜藤祭以後、ほぼ毎日一緒に居た事で、○○がかけがえのない存在になっていたのだ。 (…だけど…) ○○への想いを自覚しながら、つかさはそれを封じてきた。 (…きっと…、こなちゃんも…ゆきちゃんも…お姉ちゃんも…、○○くんが好きなんだよね…) ○○以上に一緒の時間を過ごしてきた皆の事だ。いくらつかさでも、3人の想いには気付いていた。 (私なんかより、3人の方がずっと幸せになれるよ…) (こなちゃんはゲーム上手だし、料理も出来るし…) (ゆきちゃんはスタイル良いし、綺麗だし…) (お姉ちゃんは頭も良いし…、ツンデレだし…) 正直、つかさは「ツンデレ」という事が良く分かっていなかったが、 何となく魅力の一つなんだろうと思っていた。 それに比べ、自分には何もない。そう結論付けてしまっていた。 (…受験も…、恋愛も…、私は○○くんの応援が出来れば良い…。 ○○くんが幸せになってくれればそれで良いよ…) 寝返りをうつ。それと同時に、涙が一筋流れた。 (泣いちゃダメだよ…。明日○○くんを応援しに行くのに…) (泣いたら目が腫れちゃうよ…) (泣いちゃダメ…。泣いちゃ…) そう思えば思うほど、涙は止まらなかった。 (……好きだよ……、やっぱり私…○○くんが大好きだよぅ……) つかさは布団の中で小さく身体を丸め、涙を流しながら眠りについていった。 一方、○○も眠りにつけずにいた。 (明日は面接だもんな…。相対するのが紙とペンの筆記試験より、何倍も緊張するよ…) 眠らないと、間違なく明日へ影響する。だが、そう思えば思うほど眼は覚めてしまう。 (…ヤバいぞ…) 何度か寝返りをうっていると、携帯が鳴り出した。 ♪ハァ~! すっぽんすっぽんすっぽん! すっぽんすっぽんすっぽん! すっぽ…♪ 「白石やかましいっ!」 携帯を乱暴に取り、着信を確認してメールを開く。 「…つかささん?」 送り主はつかささんだった。 『落ち着いていこうよ』 『明日は面接だね。きっと○○くんなら大丈夫だよ。だって私信じてるもん。 面接の人も○○くんの良さが分かってくれるって。だから大丈夫。 明日は皆で応援に行くから。頑張って! つかさ』 (つかささん…) 終始根拠のない内容だったが、それでも○○は嬉しかった。 (そうだよな…。自分を信じてやるしかないよな) 携帯を閉じると、さっきまでごちゃごちゃしていた心が、嘘のように静まっていた。 (…ありがとう、つかささん…) 夜も遅いので、返信はせずに心の中でお礼を言った。 (…眠ろう…、全ては明日頑張るしかないんだからな) 布団に入り目を閉じる。応援してくれたつかさの優しい笑顔を想いながら、○○は眠りへと落ちていった。 翌日、○○が受験する大学の面接会場前に5人の姿があった。 「○○くんよく眠れた?」 「うん、昨日は早めにベッドに入ったから、寝起きもスッキリだよ」 「えぇ!? じゃあ昨日の深夜アニメ観てないの?」 「観る訳ないだろ…」 「○○くんをアンタと一緒にするな!」 「むぅ~、昨日はあんなに萌える展開だったのに…」 「でも、面接前日に夜更かしはよろしくないですし…。深夜アニメなら録画しておけますから…」 みゆきさんが控え目に正論をぶつける。 「旬なアニメはリアルタイムで観ないとダメなんだよ」 「アンタはそんなに○○くんを落としたいの?」 「うぐっ…」 かがみさんに突っ込まれ、返す言葉もなくこなたさんが押し黙る。 「あはは、大丈夫だよ。アニメ自体は録画してるからさ。面接後の楽しみにしとくよ」 3人の掛け合いを眺めていると、一人静かな人がいる事に気付いた。 (…つかささん…?) 一人俯いて何も喋っていない。どうしたのかと声を掛けようとしたが、いつの間にか面接の時間が押し迫っていた。 「あ、もうこんな時間! ほら、○○くん早く行って!」 「遅刻はマズいよ! 早く行きたまへ~!」 「落ち着いて下さいね!」 皆が思い思いに声を掛けてくれる。 つかささんはまだ押し黙ったままだった。時間が時間なので、急いで会場へ入ろうとした時。 「…○○くん!」 「つかささん?」 「…私…、ゆきちゃんやお姉ちゃんみたいに頭良くないから…、何言えばいいか分かんないけど…」 「―――頑張って!」 まっすぐに俺を見つめながら応援してくれる。 「…うん! ありがとう!」 皆の応援を背に、○○は会場へと入って行った。 「行ったわね」 「そうだね、後は彼次第だよ」 「はい、そうですね。…では、私達は行きましょうか」 「そうね。つかさ、行くわよ」 かがみが声を掛けるが、つかさは動こうとしない。 「つかさ? 行くわよ?」 「…ううん、ここで待ってる」 「つかささん、流石にこの季節長時間外に居ると、風邪をひいてしまいますよ? せめてどこか屋内に…」 「大丈夫だよ。カイロを20個持ってきたから」 「アンタ家中のカイロを持ってきたの?」 つかさは会場をじっと見つめて、梃子でも動く気配はない。 「…行こう、皆」 「そうね…。まったく…、つかさは乙女なんだから…」 「…少し…羨ましいですけどね…」 3人はつかさをそのままに、それぞれの帰路に着いた。 ○○は会場の控え室で座っていた。ついさっき自分の前の人が呼ばれ、次はいよいよ自分だ。 (大丈夫…、大丈夫…) 上着を脱ぎ身体をほぐす。軽くストレッチして再び上着を着ると、ポケットに何か入っているのが分かった。 (…?) 取り出して見てみると、ポケットに入れたままの携帯だった。 (やばっ。電源切らないと) 慌てて切ろうとするが、その前にメールを開く。 (つかささん…) 昨日の夜に来たつかささんからのメールを見る。 (他にも応援のメールは貰ったけど…) (何でつかささんのメールが一番嬉しかったんだろう…) そこまで考えて頭を振る。 (…分かりきった事だろ…) (俺は…、つかささんが好きなんだ) (つかささんの優しさが…、つかささんの笑顔が…) (いや、どこが好きかなんて事じゃない…) (つかささんだから好きなんだ…) (同じ笑顔でも…、同じくらい優しくても…) (…きっと俺は、他の誰でもない、つかささんを選ぶから…) 携帯を閉じ、電源を切って前を見る。 (ありがとう…、つかささん。俺を応援してくれて…) 控え室のドアが開き、○○の名前が呼ばれる。 「はいっ」 上着を片手に立ち上がる。 (よし、行くか!) 心で気合いを入れて、○○は控え室を出て行った。 (…………) 会場の外にいるつかさは手の平を合わせてじっとしていた。 「つかささん?」 名前を呼ばれハッと顔を上げると、自分の前に○○が立っていた。 「○○くん! 面接はどうしたの? 何でここにいるの?」 「いや、今終わったんだよ。つかささんこそどうしてここに?」 そう聞かれたつかさは、鼻の頭を赤くしながら笑う。 「え? …えへへ、ここで○○くんを応援してたの。『頑張って~』って」 「ここで? …ずっと!?」 「…うん、…だって私…、これくらいしか…してあげられないから…」 そう言いながら、つかさは鼻と手先を赤くして震えていた。 「それより、面接はどうだったの?大丈夫だった?」 「もちろんバッチリだったよ! それより、この寒空の中ずっとここに居たの? 風邪ひいちゃうじゃないか!」 「大丈夫だよ~。カイロ20個持って来たし」 得意そうに言いながら、ポケットからカイロを取り出す。 「一個しか開けてないの? 他も開けないとダメじゃないか!?」 「あれ? …そっか、応援するのに夢中だったんだ。…どうりで寒いんだね」 えへへ…、と頬を掻きながら笑うつかさを見ていると、○○は胸が苦しくなってくる。 「ゴメンよ、つかささん…。ほら、手を貸して」 「? …背中でも痒いの?」 ○○は困ったような笑顔をして、つかさの両手を包む様にギュッと握る。 「え? えぇ?」 「手が凄く冷たくなってるよ…、こんなになるまでゴメンね…」 「う…ううん、大丈夫だよ。それに…、私が出来るのは、やっぱりこれくらいだから…」 「そんな事ないよ。だって、つかささんからのメールのおかげで落ち着いて面接出来たんだからさ」 「本当…? えへへ、私でも支えになれたんだ…。嬉しいな…」 「……違うよ」 「え?」 「つかささん『でも』支えになれたんじゃない」 「つかささん『だから』支えになれたんだよ」 「つかささんからのメールが無かったら…、きっと面接は失敗してたと思うから」 ○○がそう言うと、つかささんは不思議そうな顔をしている。 「そんなに良い文章だった? 私あんまり現国の成績良くないよ」 つかさの言葉を聞いて○○は苦笑いする。 (やっぱりつかささんだな…。あの時と同じく、鈍いと言うか何というか…) ハッキリ言わないと伝わらない事が分かると、○○は覚悟を決める。 「つかささん。聞いてくれるかな? 今から大切な事を言うから」 そう○○が言うと、つかさの顔に緊張が走る。 「何? どうしたの?」 「俺さ、好きな人がいるんだ」 握っていた手から、緊張が伝わる。だが、つかささんの顔を見ると笑顔のまま俺を見ていた。 「受験も…、まぁ合格した訳じゃないけど一段落したし、想いを伝えようと思うんだ」 「そ、そうなんだー。私応援するよ!」 「ホントに? 告白して上手くいくかな?」 「…も、もちろん…だよ。だって…」 (…だって私なら…) だが、つかさはそう言えなかった。 (…きっと3人の内の誰かかなんだよね…) (じゃあ、やっぱり応援しなきゃ) (…だって、皆私の大切な友達だもん…) 「きっと上手くいくよ! だって○○くんこんなに素敵なんだもん…」 語尾が震えそうになりながら、つかさは笑顔で答える。 「そう…かな。じゃあ告白するよ。…つかささん、俺は…、貴女が好きです」 「…え? …つかさんって? 周りに誰もいないよ?」 (…わざとか…? わざとなのか?? …くそっ…こうなれば…っ!) グイッ つかさは突然前に引かれ、つんのめりながら○○の胸に鼻をぶつける。 「い、痛いよ…。どうしたの? ……あれ? 私抱き締められてる…」 慌てた様につかさは○○の顔を見る。 「はわわわわ! 私抱き締められてるよ!? ゴメンね、すぐ離れるから」 「イヤだ、離さないよ。ってか俺が抱き締めてるからね。つかささんが謝る事じゃないよ」 「だ、だって、○○くんの好きな『つかさん』に悪いよ…」 ○○は抱き締める手を緩めずに、つかさの耳元に口を寄せる。 「よく聞いてね? …俺は、柊つかささんが好きなんだよ」 「他の誰でもない、今俺の腕の中にいる人が、大好きなんだ」 耳元で囁かれる言葉を、つかさはパニックになりながら聞いていた。 (あれ? あれ?? え~っと、○○くんはこなちゃん達に好かれてて、 その○○くんは『つかさん』が好きで、今は『つかささん』が好きで…) (……私が好き…?) 考える内に落ち着いてきた思考が、結論に至る事で再び沸騰した。 「えぇ!? 私ぃ~!?」 つかささんは目を見開きながら、驚きの声を上げる。 「ダ、ダメだよ! 私なんか。…だって、きっと他に○○くんを好きな娘が…」 「…もしかして…、みゆきさんとか…?」 見開いていた目がさらに見開く。 「知ってたの!?」 「…うん、あとこなたさんとかがみさんも…ね」 「何で知ってるの? ○○くん心が読めるの?」 「そんな訳ないよ…。しばらく前に告白されたんだ」 ○○の話を聞くと、みゆき→こなた→かがみの順で告白されたようだ。 「何で○○くんは…付き合わなかったの? 皆○○くんの事が大好きなんだよ!」 「…うん、告白された時に感じたよ。こんなに好かれてるんだ…って」 「でもね、俺にはもう好きな人がいたから。それなのに告白を受け入れるなんて出来ないよ」 「それが私なの…? だけど、私なんか何もないんだよ?」 「胸だって小さいし、運動神経だって鈍いし…、ツンデレでもないんだよ?」 「最後のが何で必要なのか分からないけど…、そんなのは人を好きになる理由にならないよ」 「今のつかささんより、胸が大きかったり小さかったりしても、俺は何も変らない」 「柊つかさって『人』が、…俺は好きなんだ」 「…つかささんは、俺って『人』は嫌いかな…?」 つかさは自分の心が満たされていくのを感じ、気がつくとボロボロと大粒の涙をこぼしていた。 「…大好き…、大好きだよぉ…」 そう言いながら、つかさは○○にしがみつくように、手を背中に回す。 「で、でもぉ…、わ…私でいいのぉ…? 私…、私ぃ…」 泣きながら○○の顔を見つめる。○○は優しく涙を拭きながら、つかさに声を掛ける。 「つかささんが良いんだよ。他の誰よりも、つかささんが大好きなんだ」 「…うん…、うん…。私も大好き…! 誰よりも…大好きだよ…」 凍えた身体を温めるように、優しく、優しく抱き締める。 「うっ…、うぅ…」 「つかささん…、もう泣かないで…?」 「うん…、分かってるんだけど…。止まらないよぉ…」 頭を撫でていた○○は、そっとつかさの頬に手を添える。 「じゃあ、涙が止まるおまじないしてあげるよ。…目を閉じて…?」 「…う…、うん…」 止まらない涙を拭いながら、つかささんは目を閉じる。 …チュッ… 唇に柔らかい何かを感じた。それが何か分からずに、つかさはゆっくり目を開ける。 「…? 今のは何? ちょっと気持ち良かったけど…」 「おまじないだよ。恥ずかしいから見られたくないおまじないだけどね」 「気になるよぉ~。ちゃんと見せて。…私には見せるの嫌なの…?」 (…そんな目で見られたら…、ダメなんて言えないよ…) 「じゃあ、見せてあげるね…?」 「うん、何?」 目に力を入れて、しっかりと○○を見る。 ○○は深呼吸を一つすると、突然彼の顔がドアップになる。 暫くして、自分がキスされていると初めて分かった。 「ぅん…、ん…」 少し長めにキスをし、お互いの顔が離れる。 二人の吐息が、白く混ざり合いながら消えていく。 「…キス…しちゃった…の?」 「涙の止まるおまじないだよ。…止まったよね?」 「う…、うん…。だけど…、嬉しくてまた泣きそうだよぅ…」 「じゃあ…、もう一回する?」 「えぇ!? …うん…、して欲しいな…」 目を閉じて○○に顔を向ける。想いが通じてから3回目のキス。 初めてお互いが意識して望んだキスをした。 …チュッ… 唇から○○の想いが全身に広がる。 (こんなに愛してくれるんだ…。…○○くんを好きになって良かった…) 「…ねぇ、○○くん…」 「うん?」 「お願いがあるんだけどね…」 「何かな?」 「…つかさって、呼んで欲しいの…。『つかささん』だと…、他人行儀で嫌だから…」 「うん、良いよ…。つかさ、…愛してるよ」 その言葉を聞き、つかさは嬉しそうに○○の胸にギュッと顔を埋める。 それに合わせて、○○はつかさを強く抱き締める。 小柄なつかさが、○○の腕の中にスッポリ入った。 「…私…、こうやってギュッてされるの好き…」 「これからも…、たくさんギュッてしてね」 「うん、もちろんだよ。…ずっと、いつでも抱き締めてあげる」 ○○は言葉でないと伝わらない事を、つかさは温もりで想いが伝わる事を知り、二人は改めて想いを伝える大切さを感じる。 「つかさ…、ずっと…一緒にいてくれよ?」 それに答えるように、つかさは精一杯想いを込めて抱き締める。 この温もりは途絶える事はないだろう。つかさは○○に、○○はつかさに想いを抱いている限り。 そして二人は離れる事はないだろう。二人が共に紡ぐ想いがある限り。 「○○くん…」 温もりで○○に想いを告げながら、顔を上げてつかさは言葉を告げる。今を繋げる想いを、未来へと紡ぐ想いを。 「大好きだよ!」 FIN おまけ 「大好きだよ!」 一つの影となっている○○とつかさを、遠くから見つめる影があった。 「ネタキターーーーー(゚∀゚)ーーーーーーー! キタコレ! キタコレ!」 「ひより落ち着くネ!」 学校帰りのパティとひよりだった。 「まさかネタ探しに彷徨っていたら、生告白シーンを見られるなんて…!」 「遠出したカイがアリマシタネ!」 「さっそく帰ってプロットを書くよ!」 そう言いながら振り向くと、異様な空気がそこにあった。 「…ご機嫌ね…、お二人とも…」 「ホントにね~。…良いネタでもあった? …ひよりん…?」 「うふふ…」 そこには、髪が自然では有り得ない揺らめき方をして、仁王立ちしたこなたとかがみとみゆきが立っていた。 「人の妹の…、それも告白シーンをネタにしようとは…ね」 「ひよりん…、これはシャレにならないよ~?」 「うふふ…、うふふふふ…」 3人は口調こそ軽い(かがみはマジだが)が、目がカケラも笑っていなかった。 「お、お三方! 居られたッスか…?」 「ひ…、ひよりんマズいネ…」 闘気とも殺気とも思えるオーラを放ちながら、3人はひより達を取り囲む。 「今メモったの…、渡しなさい?」 「…な、何の事ッスか…?」 「…遺書を書く方が宜しいですか?」 「ひぃっ…。こ、これッス!」 渡されたメモをこなたは粉々に裂く。 「勘違いしないでよ!? ○○くんが書かれるのが嫌なんじゃないからね? つかさを書かれるのがイヤなんだから!」 聞いてもいない事を、かがみが弁解する。 「ツンデレ全開だねかがみん。だけど、本当にそうだからね」 「はい、私達フラれちゃいましたからね」 「そ…、そうなんッスか?」 「…まぁ…、ね。○○くんが他の女の子を好きってなら諦めないけど…」 「つかささんを好き…、という事なら仕方ありません」 「そうそう。だって、二人とも大切な友達だからね」 「たまにはアンタもまともな思考をするのね」 「愛人の座は諦めてないけどね」 「オイ!」 「い~じゃんかがみん~。私達ならつかさも許してくれるって」 「いずれ正妻の座を奪い取るって訳ですね…」 「みゆき、鬼気を出さない! 絶対ダメだからね! つかさが悲しむでしょ!」 「分かってるって。冗談だよかがみん」 チッチッチ…、と口の前で指を振る。 「…チッ…」 メガネの方から舌打ちが聞こえたが、全員スルーした。触れる勇気がない。 「だから、アンタ達も絶対同人誌なんか書いちゃダメよ! …もしどこかで見掛けたら…」 「「「覚悟はいいでしょうね!?」」」 「…はい…」 「ワカリマシタ…」 「さあ、帰るわよ」 「あの二人はあのままにしておきましょう。…お邪魔したら悪いですから」 帰る道中で、3人はひよりの目が妖しく光ったのを知らなかった。 数日後、ひよりとパティが記憶を頼りに『Tの純愛』という18禁同人誌を創り、 それを知った3人が即売会に乗り込んで全ての本を燃やしたのは、また別のお話。 FIN
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メニュー ルナシア ルナシア技解説 キャラ紹介ページ 技解説ページ コンボページ 対戦知識ページ 技解説 P = パンチ , K = キック , S = スラッシュ , HS = ヘヴィスラッシュ , O = オリジナルアビリティ , SP = スペシャル \ ↑ / 7 8 9 ← N → 4 5 6 / ↓ \ 1 2 3 通常技 技名 解説 コマンド パンチ 少し前進しつつ攻撃するため、リーチがある。 P キック パンチより若干上に強いが、発生が遅い。ジャンプキャンセル可能。 K スラッシュ そこそこな高さまで攻撃できるため、コンボの拾い等に使いやすい。空振りすると硬直が辛い。ジャンプキャンセル可能。 S ヘヴィスラッシュ 受身不能時間が長く、威力がある。ジャンプキャンセル可能。 HS 屈みパンチ 空中ガード不能。ルナシアの通常技で最速の発生速度。リーチはかなり短い。 2+P 屈みキック 下段。下段だが、打点が高いため、上段当身に引っかかる。投げ無敵。 2+K 屈みスラッシュ 下段。引き寄せ効果があり、リーチも長い。ダウン追い討ちでは引き寄せないので注意。 2+S 屈みヘヴィスラッシュ 本体のかなり上から攻撃判定が発生する上、持続が長く、カウンターするとバウンドさせるため、対空として使いやすい。空中ガードは可能な点に注意。 2+HS 空中パンチ 中段。横に強く、咄嗟の拾いに。 JP 空中キック 中段。素早く下方に攻撃できる。ジャンプ、ダッシュキャンセル可能。 JK 空中スラッシュ 中段。持続があり、本体が着地しても、オブジェクトさえ出現していれば、攻撃判定が消えない。ジャンプ、ダッシュキャンセル可能。 JS 空中ヘヴィスラッシュ 中段。発生自体は並だが、オブジェクトの発生が非常に早く、着地寸前に出したりすることで、非常に見切りにくい攻撃を仕掛けられる。昇り中段としても使用可能。 JHS ジャストブレイク 中段。エフェクトが目立つため、見切られやすいかもしれない。 6+HS ファントムウィップ 発生位置が他の地上のオブジェクトより少し手前に出てきて、ほんの少しだけ懐を守れる技。とはいえ、あまり信用できる技ではない。 4+S オリジナルアビリティ 技名 解説 コマンド ダッシュキャンセル ジャンプキャンセル可能な技を空中ダッシュもキャンセルできる。66で近距離、44で遠距離に自動的に攻撃位置が変更される。 (空中攻撃中) 66 or 44 近距離変更 S、HS系の攻撃の発生位置を近距離に変更する。 4 + O 中距離変更 S、HS系の攻撃の発生位置を中距離に変更する。 O 遠距離変更 S、HS系の攻撃の発生位置を遠距離に変更する。 6 + O トリニティファム ゲージ50%使用。回転する刃が3つ出る。受身不能。 22 + O SKILL 技名 解説 コマンド ハウリングビースト 相手を吹き飛ばす。画面端だと確定ダウン。SBタイミングは相手にヒット時 236+P カースリンク 相手を現在の自分の攻撃位置に移動させるコマンド投げ。ヒット後追撃も可能。 623+K ミスフォーチュン 下段攻撃。ブレーキングで余裕を持ってコンボできる。SBタイミングはルナシアが腕を払うのと同時。 214+S ヘルズレイン 発生は遅めだが、硬直が少ない。ダメージも高く、ダウンも取れるのでコンボの〆にも。SBをすると一定時間停滞してから降ってくるようになる。停滞時間はだいたい通常技4回ぶんくらい。SBタイミングはコマンド完了直後。 236+S 空中ヘルズレイン 基本的に地上版と同じ。地上版より発生は早くなっているが、硬直が異様に長く着地際が弱い。こちらはSBしても停滞しない。 (空中)236+S コフィンブラッド 当たると相手をロックする打撃投げ。火力が高くコンボの〆用に使う。ガードされると反確。最終段ヒット時に方向キー+Oを入力することで距離変更可能。 236+HS ディザスター 足元に血の池を作り、乗った相手を針で攻撃する。持続が長く、池が完全に出来上がってからはこちらが攻撃を受けても消えない。SBタイミングはルナシアが腕を払ったと同時 214+HS FINISH SKILL 技名 解説 コマンド バッドエンド 無敵時間があり、ダウン追い討ちでもロック可能。召喚位置が遠いほど遠くまで届くようになりダメージも増加する。また、召喚位置が中、遠距離の時は相手との距離が近いほど腕を伸ばすときのHit数が増加し、そのぶんダメージも増加する。遠距離時の密着バッドエンドはリュウザの体力を持ってしても約5割という恐ろしい威力に。 2146+S ワンダフルチェーン 太字はキャンセル不能の技、赤字はジャンプキャンセル可能の技、※は連続ヒットしない技を示す。 P→K,S,※HS,2K,2S,※2HS,4S,※6HS K→S,HS,2K,2S,2HS,4S,※6HS S→2S,HS,2HS,※6HS HS→※6HS 2P→K,S,※HS,2K,2S,※2HS,4S,※6HS 2K→S,※HS,2S,※2HS,4S,※6HS 2S→HS,2HS,※6HS 2HS→※6HS 6HS→× 4S→2S,HS,2HS,※6HS JP→JK,JS,JHS JK→JP,JS,JHS JS→JP,JHS JHS→× フレーム表(ver0.5) 通常技 技名 発生 持続 硬直 全体 攻撃L 立,屈硬直差 空中硬直差 パンチ 9 5 25 39 1 -5 -5 キック 11 5 25 41 1 -5 -5 スラッシュ 15 5 60 80 2 -5*1 -15*1 ヘヴィスラッシュ 21 5 45 71 2 -10*1 -20*1 屈みパンチ 8 5 32 45 1 -2*1 -*7 屈みキック 11 5 25 41 1 -5 -5 屈みスラッシュ 17 10 35 62 2 -5*1 -15*1 屈みヘヴィスラッシュ 20 20 25 65 2 -5*1 -15*1 空中パンチ 10 5 20 35 1 0*1 0*1 空中キック 12 5 35 52 1 -15*2 -15*2 空中スラッシュ 24 15 30 69 1 -24*2 -24*2 空中ヘヴィスラッシュ 17 5 28 50 2 -3*2 -13*2 ジャストブレイク 44 5 42 91 3 -7 -12 オリジナルアビリティ 技名 発生 持続 硬直 全体 近距離変更 9 - 19 28 中距離変更 9 - 19 28 遠距離変更 9 - 19 28 SKILL 技名 発生 持続 硬直 全体 攻撃L 立,屈硬直差 空中硬直差 ハウリングビースト 21 12 72 105 2 -33 -43 カースリンク 6 5 45 56 - - - ミスフォーチュン 20 25 72 117 2 -15 -25 ヘルズレイン 50 - 23 73 1 31*3 26*3 空中ヘルズレイン 27 - 42 69 1 -*4 -*4 ディザスター 62 -*6 17 79 2 23 13 FINISH SKILL 技名 発生 持続 硬直 全体 攻撃L 立,屈硬直差 空中硬直差 近距離バッドエンド 9*5 15 44 68 3 -19 -24 中距離バッドエンド 9*5 19 44 72 3 -19 -24 遠距離バッドエンド 9*5 23 44 76 3 -19 -24 *1 当たると硬直が減る。 *2 当たると硬直が増える。 *3 全段ガード時 *4 難しいので妥協 *5 暗転が60F有り *6 持続140Fくらい *7 空中ガード不可技 このフレーム表はWonderFul World ver0.5のフレーム表です。 若干の誤りがあると思いますので、ご了承ください。未熟者で申し訳ございません。 ルナシアのページへ戻る (^!^) 名前 コメント
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愛しさの鬼と優しい姉と◆UcWYlNNFZY 「はぁ……はぁ……ここなら、大丈夫でしょうか」 そう呟きながら長い緑色の髪を持った少女が床に座り込む。 名は園崎詩音という。 愛すべき者の為に殺し合いに乗り一人の命を奪った『鬼』、もしくは『悪魔』。 その少女が休む先に選んだ場所は小高い丘の中腹に佇んでいた古い寺だった。 既に誰かが訪れたのだろうか、人が居た形跡がかすかに残っている。 詩音は息を整えながらぐるりと辺りを見回す。 あるのは壊された仏像と使い古された蝋燭のみ。 本当に寂れた寺だった。 それを詩音はもう一度確認すると大きな溜め息をつき床に大の字になって寝転んだ。 兎に角疲れた、詩音が感じていたのはそれだけ。 (あっという間……) 本当にあっという間の時間だった。 上条当麻と名乗る少年をこの手で殺し。 メイドと親父と少年と道化のような男との乱闘を繰り広げ。 そして。 (すいませんねえ……『詩音』……あはは……でも元々『魅音』は私の元ですから……返してもらいますよ……ええ) 『魅音』を騙った。 自分の半身である彼女の名前を。 いや……元々詩音の名前だったものを。 詩音の罪を彼女に擦り付ける為に。 詩音が動きやすくする為に。 詩音は片割れを切り捨てた。 その行為に後悔もない。 罪を押し付けられる魅音に対して哀れみもない。 罪を押し付けてしまった魅音に対して謝罪する気もない。 何故なら。 詩音の心に一人の少年がずっと居るから。 ずっと。 ずっと。 待っていた人。 逢いたかった人。 いつでも。 いつでも。 傍に居た人。 笑っていた人。 そして。 今でも 今でも 大好きな人。 愛している人。 (悟史君……) 北条悟史という最愛の人が詩音の心でずっと笑っているから。 詩音の傍で、ずっと。 逢いたかった。 逢って話したかった。 逢って笑いあいたかった。 いつか、いつか逢える。 そう信じて。 今まで生きてきた。 今まで頑張ってきた。 今でずっとずっと。 待っていた。 その悟史にやっと逢えるというのだ。 やっと、やっと。 ずっと待っていたのだから。 それなのにこんな殺し合いに連れてこられたのだ。 逢えると思ってたのに。 逢いたい。 今すぐ逢いたい。 今すぐ話したい。 今すぐ笑いあいたい。 大好きな彼に。 「逢いたい……」 詩音は唯、逢いたかった。 悟史に会いたかった、それだけだったから。 そのためには (私はなんだってやります……悟史君に逢えるなら) 詩音は『鬼』にも『悪魔』にもなる。 悟史に逢えるなら。 人を殺す事も。 魅音を騙る事も。 なんだってやってみせると。 詩音に後悔は無い。 全ては悟史に逢う為に。 悟史が好きだから。 悟史が大好きだから。 「だから私は鬼にで……」 詩音がそう改めて宣言しようとしたその刹那 ―――ねーねー ねーねーと呼ぶ小さな女の声が詩音の耳に聞こえた気がした。 とてもか細くだけどとても愛おしい声が。 自身を姉と呼ぶ声が聞こえてきた。 「……っ!?……捨てるはずといったはずです」 それは自分が護ろうとしていた存在の声。 そしてこの殺し合いが始まった直後に捨てようとした存在の声。 愛すべき北条悟史の妹、北条沙都子の声。 彼女を護ろうとしていた、悟史の為に。 彼女を託されていた、悟史に。 沙都子と居る事は悟史の為でもあったから。 でも本当に悟史の為だけのものだろうかと詩音は思う。 あの時ねーねーと呼ばれて嬉しかった自分。 沙都子の為に尽くしていた自分。 沙都子と笑っていた自分。 それは偽りだったのだろうか? いや、違う。 温かいものだとおもっていた。 なら。 ……なら。 悟史の為に自分は沙都子を殺せるのだろうか? 沙都子をこの手で殺せるのだろうか? 沙都子を殺して悟史は喜ぶのだろうか? そんな自分を見て悟史は軽蔑しないだろうか? 沙都子は自分を待っているのだろうか? そう。 そう、思ってしまった。 捨てるといったはずなのに。 そのはずなのに。 沙都子はその程度の存在のはずなのに。 それなのに。 どうして沙都子を殺せないと思ってしまうのだろうか? そう、詩音は思ってしまう。 心が揺れている。 ブランブランと激しく揺れる振り子のように。 思ってしまったら止まらなかった。 沙都子の笑顔が。 詩音を呼ぶ声が。 心に浮かぶ。 どうしようもなく止まらなくなって。 でも。 それでも。 「私は……それでもっ! 悟史君に逢うんです! 絶対っ!」 強引に押し止めた。 全ては悟史に逢う為に。 そう決めたから。 だから、迷ってはいけないと。 詩音は心に誓った。 強く。 強く。 誓った。 「行きましょう……もう大丈夫」 そして起き上がり詩音は寺から出た。 風が優しく吹いている。 見上げる空は明るくなってきて星がみえるかどうか。 でもそれでも詩音は思う。 できるなら、この想いを彼に届けてほしい。 風よ。 星よ。 私は悟史君の元に帰ると。 そう、願った。 果たして詩音は沙都子に対しても『鬼』でいられるか? 知っているのは風と星だけ。 【C-1 古寺前/1日目 早朝】 【園崎詩音@ひぐらしのなく頃に】 【装備】:なし 【所持品】:基本支給品二式、不明支給品0~2個(確認済み) 、月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)@Fate/Zero 【状態】:健康 能力者<ハナハナの実> 【思考・行動】 0:沙都子を殺せる? 1:優勝して、悟史のところへ戻る。 2:魅音の名を騙る。 3:沙都子に対して……? 【備考】 本編終了後からの参加 ※ハナハナの実の能力を得ました。任意の場所(自身の体含む)に、自分の部位を生やす事ができる。 生やせる部位は、制限により『腕』のみです。 ただし、今は『腕』を2本、それも互いにそれほど離れた位置には生やせません。 時間の経過、能力への慣れによっては本数が増える可能性もあります。 また、生やした全ての部位に意識を向けるので、慣れていない状態では単純な動作しかできていません。 生やせる場所は、使用者を中心に15メートルの範囲内に制限されています。 生やした部位がダメージを受ければ、本人にもダメージが伝わります。 時系列順で読む Back 使いっぱしりのなく頃に Next プッツン共の祭典 投下順で読む Back 使いっぱしりのなく頃に Next プッツン共の祭典 奈落の花 園崎詩音 エル・ブエロ・ガザ・デ・フローレンシア
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メニュー ルナシア ルナシアコンボ キャラ紹介ページ 技解説ページ コンボページ 対戦知識ページ コンボ(ver0.75) ジャンプキャンセルはjcと表記。 ブレーキングは(SB)と表記。 2K 5S 2S 5HS ミスフォーチュンorハウリングビースト ノーゲージ基礎コン。基本はフォーチュンだが、画面端ならビーストでダウンがとれる。 5P 5K 2K 4S 2S ミスフォーチュンorハウンリングビースト 近・中距離両対応のノーゲージコンボ。 2K 5S 2S 5HS ハウリングビースト 5P 5S JP JS JK JHS ヘルズレイン 画面端付近限定ノーゲージコンボ。距離は限定されるがノーゲージでそれなりにダメージがとれる。 JK 空中バックダッシュ JS 2S 5HS ミスフォーチュン(SB 6HS JHS ヘルズレイン) 中下崩しコンボ。ルナシアは空中ダッシュ・バックダッシュでも召還位置が変更される事を利用した遠距離崩し。 ゲージがある場合SBでエリアルコンボにいくのも可。 チェーン ミスフォーチュン(SB) 6HS JK JS jcJK JHS 空中ヘルズレイン ルナシアの基本コンボ。 チェーン ミスフォーチュン(SB) ディザスター 2HS 6HS JK JS jcJK JHS 空中ヘルズレイン ルナシアの基本コンボのダメージを伸ばしたコンボ。 ミスフォーチュン(SB)ディザスターは、214214と入力する要領で入力するといい。 チェーン ミスフォーチュン(SB) ディザスター 2HS O or 6O or ダッシュ 4S HS 6O 4S HS コフィンブラッド( 2S バッドエンド) 各種モードチェーン始動からの遠距離モードチェンジコンボ。ゲージが1本あればバッドエンド〆まで入る。 火力が高く、場所を問わず使えて汎用性が高い。 コフィン〆は起き攻めの状況がネック。コフィン〆をSBすれば状況はよくなるが、ゲージ不足の元になってしまう。 チェーン ミスフォーチュン(SB) (タイミングあわせ)ヘルズレイン 5S 5HS 6O 4S 5HS コフィンブラッド( 2S バッドエンド) ミスフォーチュンの浮かす高さが低くなったためディザスターコンボより離れてても繋がるようになり、拾った後も モードチェンジループが入るようになったためダメージも若干だがディザスターコンボを上回るようになった(トレモの メモリで0.5程)。 ヘルズレイン前のタイミングあわせは2H以外の通常技かダッシュ、もしくは目測で。中距離モード変更でも可。 通常技は男キャラはS系だと高さが安定しやすく最速なら5HSも可。軽量キャラはP,K系のみ、ほかは最速ならS系が可能。 どれを使ってもダメージはたいして変わらないので前進する5K推奨。ダッシュは通常技ぶんダメージが落ちるように思うが、 ヘルズレインが全段Hitするようになるためダメージ差はない。中モ変更は相手との距離次第でダメージのばらつきが 出るが、先端付近なら一番ダメージが高い。この中では運び距離が長くダメージが安定しやすいダッシュが使いやすい。 ヘルズレインコンボは入力タイミングによる高度調整、ディザスターコンボはややシビアな最速入力と難易度の種類が 違うのでどちらがやりやすいかは個人差がある。コンボの安定性とダメージ、与カウンターゲージを考慮してそのときの 状況と自分に合わせて選択するといいと思います。 チェーン ミスフォーチュン(SB) ダッシュ 5S 5HS 6O 4S 5HS 6O 4S 5HS コフィンブラッド( 2S バッドエンド) 中央限定の近距離モード安定コンボ。ダッシュで押し出してミスフォーチュン2段目を空振りさせ、モードチェンジコンボを 2ループ。ダメージや与カウンターゲージもディザスターコンボとほぼ同じ。上記コンボたちが手癖になってないなら 中央近距離コンボはこちらにすると安定感が増す。 2HSカウンターヒット O or 6O 4S HS 6O 4S HS コフィンブラッド( 2S バッドエンド) 2HSカウンター始動からのモードチェンジコンボ。 コンボパーツは上記と一緒。もっとダメージ伸びるかも。 チェーン ハウリングビースト(SB) 8jJS 空ダ JK JHS (着地) JP JHS ヘルズレイン 遠距離時の近接コンボ 遠距離時に追い詰められたときの暴れ用にでも。しかし正直逃げるなりガーキャンするほうg(ry 近、中距離時でも9jにすれば出来る。 ~エリアル 空中ヘルズレイン(SB) 空中ダッシュJK JHS 空中ヘルズレイン ゲージを使ったエリアル引き伸ばし。空対空やジャストブレイク、コマ投げ始動などに。 結構ダメージを上乗せできるうえなかなか運ぶので、ゲージに余裕があるなら狙うといい。 ~遠距離コフィンブラッド(SB) 5S 5HS コフィンブラッド 画面端キャラ限定のコンボ引き伸ばし。結構ダメージ伸びるのでゲージ余ってるときや倒しきりなどに便利。 対応キャラはリュウザ、デュナ、コロナ、サーベ、アリスフィア、ネヴァ、リニア。 端でコフィン中にルナシアの後ろに1キャラぶん隙間が空いていればできる。状況が合うなら始動のコンボはなんでもよい。 チェーン ミスフォーチュン(SB)~からやりたい場合は間にダッシュを挟むレシピなら可能。 近距離カースリンク 5K 5S 5HS JP JK jc JP JK JHS ヘルズレイン 近距離コマ投げ始動のコンボ。起き攻めルートへ。 近距離カースリンク 5K 5S 5HS JS JHS 着地 JP JHS ヘルズレイン 近距離コマ投げ始動のコンボその2。起き攻めルートへ。 上のレシピではリュウザ、サーベに安定しないので、この二人にはこちら推奨。 カースリンク S 5HS 6O 4S HS コフィンブラッド( 2S バッドエンド) コマ投げ始動のコンボ。起き攻めの状況がよくないが、火力は取れる。ゲージ1本あれば追い討ち可能。 中・遠距離でもモードチェンジの位置を調整すれば同様のコンボが出来る。 中・遠距離6HS jc JS 66 JHS ヘルズレイン 中段始動、空中ダッシュモードチェンジコン。近距離に切り替えて起き攻めしよう。 遠距離6HS jc JS JHS ヘルズレイン 妥協遠距離中段始動 遠距離2S 5HS バッドエンド 遠距離1ゲージ下段始動。ヒット確認が容易で火力が高い チェーン ミスフォーチュン(SB) ヘルズレイン ダッシュ5K 5HS 6HS hjc JS JHS 空中ヘルズレイン(SB) 2S 5HS 6O 4S 5HS コフィンブラッド 1ゲージ使って空中レイン〆を無理やり拾ってちょっと引き延ばしてみたコンボ ミスフォーチュン(SB) ヘルズレイン ダッシュ5Kや空中ヘルズレイン(SB) 2Sで調節が必要。 ダッシュ5Kが低めで当たったら直でダッシュ5K 5HS 6O 4S 5HS コフィンブラッドで。 hjcを挟むことで生じるダイナミクスが楽しいと思います。 実用性は考えない。 チェーン ミスフォーチュン(SB) ディザスター 2HS ヘルズレイン(SB) (5O )5S 5HS 6HS 6O ダッシュ5S 5HS 6O 4S 5HS コフィンブラッド( 2S バッドエンド) 画面端限定100%使用コンボ。地上レインブレーキングの時間差を利用したコンボ伸ばし。ゲージ100%で倒しきりたいときにでも。 ヘルズレイン(SB)後の5Oは最速でやれば繋がり火力を伸ばせる。が、ダッシュ5Sの猶予が減り難易度が格段に上がる。 無駄に難しいうえに画面端限定なので、対応キャラなら素直にコフィンブレーキングで伸ばしたほうがいいです。重量級のキャラならいくぶん完走しやすいけど、重量級の2人はコフィンブレーキング対応キャラなんだ・・・。 つまりほぼ魅せコン。 以前コンボのページ ルナシアのページへ戻る (^!^) 名前 コメント
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メニュー ルナシア ルナシア対戦知識 キャラ紹介ページ 技解説ページ コンボページ 対戦知識ページ 立ち回り ルナシアの特徴であるモードチェンジは、移動に制約のあるキャラに遠距離が非常に有効になる場合が多い。 相手と距離がある場合、近距離モードで沼を出し、安全にモードを遠距離に切り替え触り放題。 限定された状況や特定キャラ以外にはほぼノーリスクで打てる遠距離6HS中段が強いのでどんどん使おう(ガードされた際のフォローは4Sや近中距離にモードチェンジ等しっかりと考えておこう) 対空は2HSか2Pで、2HSの硬直が大幅に伸びたため過信は禁物。空対空はJPでとってレインで〆ていこう。 S以上の小技をモードチェンジでキャンセルすることによって有利Fが稼げるので練習しといてもいい。 引き気味に持続の長いJSを撒きながら立ち回ると、追いかけてくる相手にぶっささるのでうまく使っていこう。 チキガ狩りも強く、例えばJK JHS で相手を引き摺り下ろして空ガ不可の2Pからエリアルにいけるので覚えておこう。 5Pや5Sで相手に触り、前述した5HS>Oキャンセル 5Pや、5S JK等で相手を端に追い詰めつつ択を迫っていこう。 遠距離モードのまま距離を縮められるとそのまま散ることになるので危ないと思ったらすぐに近距離に変えましょう。 対策 VSリュウザ ダッシュ速度や判定のでかさ長さ、ルナシアがとても苦労する相手 中距離モードに光明有り・・・か? VSデュナ 後で誰かが書く VSレミウス 後で誰かが書く VSアイウェン 後で誰かが書く VSコロナ 後で誰かが書く VSササリ 遠距離、中距離共にササリは辛い レイン、JHS、JS、2HSが有効。 調子に乗って遠距離のまま距離を詰められないように。 VSルナシア 後で誰かが書く VSオルフェ 後で誰かが書く VSシエロ 後で誰かが書く VSアリスフィア 空を飛んでるアリスには付き合わないこと。 JSを撒きながら相手が触りにくるのを待つ。 VSサーベ 後で誰かが書く VSネヴァ 後で誰かが書く VSリニア 後で誰かが書く VSフリーデ 遠距離モード、レインが有効、2HSがカウンターしやすい。狙っていこう VSシャルテット 遠距離モードになすすべもなく散っていくシャルテット ただ相手のダッシュジャンプを通すと今度はこっちが危ないので、遠距離の固めから逃げられたら しっかりと中距離、近距離にモードを戻したい。 VSクローデット 後で誰かが書く VSシェイク 後で誰かが書く VSフーガ 後で誰かが書く ルナシアのページへ戻る (^!^) 名前 コメント
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コンボ(ver不明) ジャンプキャンセルはjcと表記。 ブレーキングは(SB)と表記。 チェーン ミスフォーチュン(SB) 6HS JK JS jcJK JS JHS 空中ヘルズレイン ルナシアの基本コンボ。 チェーン ミスフォーチュン(SB) ディザスター 2HS 6HS JK JS jcJS JHS 空中ヘルズレイン ルナシアの基本コンボのダメージをちょっと伸ばしたコンボ。 ミスフォーチュン(SB)ディザスターは、214214と入力する要領で入力するといい。 チェーン ミスフォーチュン(SB) ディザスター 2HS ダッシュ5HS JK JS JHS (着地) JP JK jcJP JK JP JHS 空中ヘルズレイン 上記コンボを更にちょっと伸ばしたコンボ。着地後最速でディザスターを出すと起き上がりに重ねることができる。 ダッシュ2S 5HSでも出来るが高さが高くなってエリアルが安定しにくくなる。 また、画面端付近なら2HSをJP JHS 空中ヘルズレインに変えることでダメージとゲージ回収をあげることができる。 2HSよりJPのほうが猶予が多くて繋ぎやすく、ディザスターの判定が画面端に届きさえすれば2HSじゃ届かない距離でも繋がるため端ではこちら推奨。 チェーン ミスフォーチュン(SB) 5K ヘルズレイン 5P 5S JK JS JHS (着地) JP JK jcJP JK JP JHS 空中ヘルズレイン 上のコンボのミスフォーチュンからディザスターがつながらない人に。 5SからのJK JS JHS (着地)は省略できる。基本的にチェーンに2Sを組み込まないと入らない。 最新verからヘルズレイン後の硬直が増えたため、ヘルズレイン 5Kがつながらなくなった。のでルート変更。 チェーン ハウリングビースト(SB) 8jJS 空ダ JK JHS (着地) JP JHS ヘルズレイン 遠距離時の近接コンボ 遠距離時に追い詰められたときの暴れ用にでも。しかし正直逃げるなりガーキャンするほうg(ry 近、中距離時でも9jにすれば出来る。 近距離カースリンク 2S 5HS jc JK JS JHS 着地 JP JK jc JP JK JP JHS ヘルズレイン 近距離コマ投げ始動のコンボ 近距離カースリンク ダッシュ5S 5HS 5D 5S 5HS 6HS jc JS 空ダ JP JHS ヘルズレイン 画面中央近距離コマ投げ始動コンボ 画面2/3ぐらい運びディザスターも重なる。 上のコンボもダッシュを挟めば同じくらい運ぶが、こちらは自分も移動するため相手との距離が離れず攻めやすい。 なお、空ダキャンセルしてるのでモードは近距離に戻っている。 ただしJPまでに相手が画面端に届いてしまうとヘルズレインが当たらなくなるので注意。 中(遠)距離カースリンク (S) 2S HS 6D S HS 6HS jc JS JHS ヘルズレイン 近距離以外のコマ投げ始動コンボ アドリブ用に… 遠距離6HS jc JS JHS ヘルズレイン 妥協遠距離中段始動 遠距離2S 5HS バッドエンド 遠距離1ゲージ下段始動。ヒット確認が容易で火力が高い 遠距離カースリンク 2S HS 6D S HS 6HS jc JHS ヘルズレイン ダウン追い討ちS 2S 遠距離バッドエンド 2HS遠距離バッドエンド 2HS(S 2S) ゲージ100%ロマンコンボ 遠距離バッドエンドを近くで当てれば当てるほどダメージアップ ルナシアのページへ戻る (^!^) 名前 コメント
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愛しさの鬼と優しい姉と◆UcWYlNNFZY 「はぁ……はぁ……ここなら、大丈夫でしょうか」 そう呟きながら長い緑色の髪を持った少女が床に座り込む。 名は園崎詩音という。 愛すべき者の為に殺し合いに乗り一人の命を奪った『鬼』、もしくは『悪魔』。 その少女が休む先に選んだ場所は小高い丘の中腹に佇んでいた古い寺だった。 既に誰かが訪れたのだろうか、人が居た形跡がかすかに残っている。 詩音は息を整えながらぐるりと辺りを見回す。 あるのは壊された仏像と使い古された蝋燭のみ。 本当に寂れた寺だった。 それを詩音はもう一度確認すると大きな溜め息をつき床に大の字になって寝転んだ。 兎に角疲れた、詩音が感じていたのはそれだけ。 (あっという間……) 本当にあっという間の時間だった。 上条当麻と名乗る少年をこの手で殺し。 メイドと親父と少年と道化のような男との乱闘を繰り広げ。 そして。 (すいませんねえ……『詩音』……あはは……でも元々『魅音』は私の元ですから……返してもらいますよ……ええ) 『魅音』を騙った。 自分の半身である彼女の名前を。 いや……元々詩音の名前だったものを。 詩音の罪を彼女に擦り付ける為に。 詩音が動きやすくする為に。 詩音は片割れを切り捨てた。 その行為に後悔もない。 罪を押し付けられる魅音に対して哀れみもない。 罪を押し付けてしまった魅音に対して謝罪する気もない。 何故なら。 詩音の心に一人の少年がずっと居るから。 ずっと。 ずっと。 待っていた人。 逢いたかった人。 いつでも。 いつでも。 傍に居た人。 笑っていた人。 そして。 今でも 今でも 大好きな人。 愛している人。 (悟史君……) 北条悟史という最愛の人が詩音の心でずっと笑っているから。 詩音の傍で、ずっと。 逢いたかった。 逢って話したかった。 逢って笑いあいたかった。 いつか、いつか逢える。 そう信じて。 今まで生きてきた。 今まで頑張ってきた。 今でずっとずっと。 待っていた。 その悟史にやっと逢えるというのだ。 やっと、やっと。 ずっと待っていたのだから。 それなのにこんな殺し合いに連れてこられたのだ。 逢えると思ってたのに。 逢いたい。 今すぐ逢いたい。 今すぐ話したい。 今すぐ笑いあいたい。 大好きな彼に。 「逢いたい……」 詩音は唯、逢いたかった。 悟史に会いたかった、それだけだったから。 そのためには (私はなんだってやります……悟史君に逢えるなら) 詩音は『鬼』にも『悪魔』にもなる。 悟史に逢えるなら。 人を殺す事も。 魅音を騙る事も。 なんだってやってみせると。 詩音に後悔は無い。 全ては悟史に逢う為に。 悟史が好きだから。 悟史が大好きだから。 「だから私は鬼にで……」 詩音がそう改めて宣言しようとしたその刹那 ―――ねーねー ねーねーと呼ぶ小さな女の声が詩音の耳に聞こえた気がした。 とてもか細くだけどとても愛おしい声が。 自身を姉と呼ぶ声が聞こえてきた。 「……っ!?……捨てるはずといったはずです」 それは自分が護ろうとしていた存在の声。 そしてこの殺し合いが始まった直後に捨てようとした存在の声。 愛すべき北条悟史の妹、北条沙都子の声。 彼女を護ろうとしていた、悟史の為に。 彼女を託されていた、悟史に。 沙都子と居る事は悟史の為でもあったから。 でも本当に悟史の為だけのものだろうかと詩音は思う。 あの時ねーねーと呼ばれて嬉しかった自分。 沙都子の為に尽くしていた自分。 沙都子と笑っていた自分。 それは偽りだったのだろうか? いや、違う。 温かいものだとおもっていた。 なら。 ……なら。 悟史の為に自分は沙都子を殺せるのだろうか? 沙都子をこの手で殺せるのだろうか? 沙都子を殺して悟史は喜ぶのだろうか? そんな自分を見て悟史は軽蔑しないだろうか? 沙都子は自分を待っているのだろうか? そう。 そう、思ってしまった。 捨てるといったはずなのに。 そのはずなのに。 沙都子はその程度の存在のはずなのに。 それなのに。 どうして沙都子を殺せないと思ってしまうのだろうか? そう、詩音は思ってしまう。 心が揺れている。 ブランブランと激しく揺れる振り子のように。 思ってしまったら止まらなかった。 沙都子の笑顔が。 詩音を呼ぶ声が。 心に浮かぶ。 どうしようもなく止まらなくなって。 でも。 それでも。 「私は……それでもっ! 悟史君に逢うんです! 絶対っ!」 強引に押し止めた。 全ては悟史に逢う為に。 そう決めたから。 だから、迷ってはいけないと。 詩音は心に誓った。 強く。 強く。 誓った。 「行きましょう……もう大丈夫」 そして起き上がり詩音は寺から出た。 風が優しく吹いている。 見上げる空は明るくなってきて星がみえるかどうか。 でもそれでも詩音は思う。 できるなら、この想いを彼に届けてほしい。 風よ。 星よ。 私は悟史君の元に帰ると。 そう、願った。 果たして詩音は沙都子に対しても『鬼』でいられるか? 知っているのは風と星だけ。 【C-1 古寺前/1日目 早朝】 【園崎詩音@ひぐらしのなく頃に】 【装備】:なし 【所持品】:基本支給品二式、不明支給品0~2個(確認済み) 、月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)@Fate/Zero 【状態】:健康 能力者<ハナハナの実> 【思考・行動】 0:沙都子を殺せる? 1:優勝して、悟史のところへ戻る。 2:魅音の名を騙る。 3:沙都子に対して……? 【備考】 本編終了後からの参加 ※ハナハナの実の能力を得ました。任意の場所(自身の体含む)に、自分の部位を生やす事ができる。 生やせる部位は、制限により『腕』のみです。 ただし、今は『腕』を2本、それも互いにそれほど離れた位置には生やせません。 時間の経過、能力への慣れによっては本数が増える可能性もあります。 また、生やした全ての部位に意識を向けるので、慣れていない状態では単純な動作しかできていません。 生やせる場所は、使用者を中心に15メートルの範囲内に制限されています。 生やした部位がダメージを受ければ、本人にもダメージが伝わります。 時系列順で読む Back 使いっぱしりのなく頃に Next プッツン共の祭典 投下順で読む Back 使いっぱしりのなく頃に Next プッツン共の祭典 奈落の花 園崎詩音 エル・ブエロ・ガザ・デ・フローレンシア